ナンデモ解決!勉強ブログ
2026.10.15
「理科は一問一答で覚えるだけ」の大誤解。神奈川県入試と共通テストが突きつける残酷な現実
こんにちは!
英才個別学院 八丁畷校の池田です。
定期テストや入試が近づくと、生徒や保護者の方からよく耳にする言葉があります。
「数学や英語に時間を使いたいので、理科は直前の暗記で乗り切ります」
「生物や地学って、要するに覚えるだけの科目ですよね?」
私は東京理科大学の出身です。
理系として科学の世界を深く探究してきたからこそ、この言葉を聞くたびに強い危機感と切なさを覚えます。
断言しますが、理科は決して「暗記科目」ではありません。
そして今の入試は、「用語を覚えただけで点が取れる」ほど甘くありません。
神奈川県公立高校入試:初見の実験と対照実験を読み解けるか?
まずは高校受験の現場から見てみましょう。
近年の神奈川県公立高校入試、とくに理科の生物分野(大問7)の実際の問題です。
教科書にある太字の用語を一問一答形式で答えさせる問題は、完全に姿を消しています。
-
ネギの緑色と白色の切片を使った光合成・呼吸の実験
「どの試験管とどの試験管を比べれば、光の影響だと特定できるか?」という対照実験の精密な条件整理
。 -

-
-
土の中の微生物によるデンプン分解の経時変化
ヨウ素液とベネジクト液の反応を追った表から、何日目にどのような物質変化が起きているのかを論理的に読み解く力
。 -

-
-
モルモットの毛色と毛の長さの遺伝
教科書通りのエンドウ豆ではなく、初見の生物・形質を用いて、減数分裂時の染色体の挙動や確率を正しくモデル化する力
。 -

-
問われているのは「知っているかどうか」ではなく、
「初めて見る実験結果を正しく読解し、論理的に考察し、答えを導き出せるか」
です。
知識はあくまでスタートラインの「道具」に過ぎません。
道具の使い方を訓練していない生徒は、試験会場で完全に手が止まってしまいます。
大学入学共通テスト:「生物」が理科で最も過酷な科目になっている現実
この傾向は、大学受験でさらに牙をむきます。
大学入学共通テストにおいて、理科4科目(物理・化学・生物・地学)の中で圧倒的に平均点が低迷しているのが「生物」です。

年によっては平均点が40点台半ばまで落ち込み、得点調整が入るほどの超難化を記録することもあります。物理や化学が比較的安定している中、なぜ生物だけがここまで沈むのか。
-
国語の長文読解並みの圧倒的な情報量
問題用紙の多くが、初見の実験プロトコル、未知の変異体のデータ、複雑なグラフで埋め尽くされています。膨大なリード文を素早く正確に読み解く読解力が不可欠です。
-
「暗記で逃げ切れる」と誤解した受験生の壊滅
「計算や数学が苦手だから、消去法で暗記の生物にした」という受験生が、初見の実験考察に太刀打ちできず、軒並み点数を削られています。
中学の段階で「理科=一問一答の暗記」と教え込まれてしまった生徒は、高校生になってからこの分厚い壁に激突することになります。
理科本来の「なぜ?」を面白がる学びを、八丁畷校で。
暗記と割り切ってしまえば、「一問一答を何周もしよう」「赤シートで隠して覚えよう」と指示するだけで済みます。教える側にとっても、ある意味では一番楽な方法です。
しかしそれでは入試で点数が取れないばかりか、科学の根底にある「なぜこの現象が起きたのか?」「条件を変えたらどうなるのか?」という探究の面白さをすべて奪ってしまいます。
東京理科大出身の人間として、私は生徒たちの学びの可能性をそんな形で歪めたくありません。
英才個別学院 八丁畷校では、中学生の指導でも単なる丸暗記はさせません。
「なぜこの対照実験を用意したと思う?」
「このグラフの変化から、何が起きていると考えられる?」
講師が生徒に問いかけ、背景にある理屈を自分の頭で考え、自分の言葉で説明してもらう指導を徹底しています。
高校受験はもちろん、その先の大学受験でも揺らがない「本質的な科学の思考力」を、八丁畷校で一緒に身につけていきましょう!
学習相談や体験授業は随時受け付けております。
お気軽に校舎までご相談ください。
英才個別学院 八丁畷校
教室長:池田














