ナンデモ解決!勉強ブログ
2025.11.12
無気力な君へ。やる気は「ない」んじゃなく、ただ“迷子”なだけだ。
最近、生徒と話していて感じることがあります。
「なんかやる気出ないんですよね」
「将来とか、特にやりたいことないです」
こういう言葉を口にする高校生が、特に男子に多くなってきました。
でも、私は思うんです。
無気力は“怠け”じゃない。方向を見失っただけの状態だと。
■「そこそこ賢いけど、やる気が出ない」層
たとえば、偏差値55〜60くらいの中堅進学校。
ある程度の学力はある。テストもそれなりに取れる。
だけど、将来の目標を聞くと「特にない」「なんとなく私立文系」という答え。
特に男子に多いです。
女子はまだ「心理系に行きたい」「保育士になりたい」など、夢を持つ子が多い。
男子は「まぁ大学行ければいいや」と考えてしまう傾向がある。
結果として——
“無気力な優等生”ができあがるのです。
■高校や大学はゴールではなく、スタート地点
先生たちからすれば、「とりあえず大学に入れば安心」。
でも実際は、そこからが本番です。
大学に入っても、目標がないまま過ごせば、
「なんのために勉強してるのか」「どこに進みたいのか」が見えないまま卒業してしまう。
そして社会に出てから初めて気づく。
「自分には何もない」って。
そうなる前に、
“今の自分がどこに向かっているか”を一度立ち止まって考えることが大切なんです。
■都会の「効率型」学生と、地方の「本気型」学生
興味深いのは、地域による違いです。
都市部の高校では「3教科で効率よく私立に行きたい」という考えが多い。
MARCHや関関同立を“コスパよく”狙う、いわば「要領型」の生徒。
一方、地方の進学校では「6教科全部頑張って国公立へ」という“地力型”の努力をする。
どちらが正しい、という話ではありません。
でも、都市部の生徒にありがちなのは、**“効率を求めすぎて目的を見失う”**こと。
「なんのために大学へ行くのか」がぼやけてしまうんです。
■男子に伝えたい。「夢のある女子」は未来の先生だ
どの学校にもいます。
勉強も部活もイベントも頑張る、“夢に向かって走ってる女子”。
多くの男子は、彼女たちをただの「クラスメイト」として見ているかもしれません。
でも実はその子たちこそ、社会のリーダーになっていく人たちなんです。
高校を卒業したら、
もうそんな人たちと“自然に会話できる環境”はなくなります。
大学でも、社会に出ても、そう簡単には出会えません。
だからこそ、
高校のうちに、そういう人たちと友達になっておくこと。
恋愛ではなく、“社会性のトレーニング”としての人間関係づくりが大事なんです。
相手のことを考えて動く力。
それが「人に信頼される大人」になる第一歩です。
■やる気が出ない?それなら「仕事」を見よう
「勉強のやる気が出ません」
それなら、勉強の話はいったん忘れましょう。
代わりに、“仕事”を想像してください。
学校の帰り道や街中を歩きながら、
「この仕事はやりたい」「これはやりたくない」と考えてみてください。
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コンビニの店員
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不動産屋
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保育士
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銀行員
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電車の運転士
これを繰り返すうちに、
「自分はどんな仕事が合ってそうか」
「どんな働き方をしたくないか」
が、少しずつ見えてきます。
“将来の目標”は、最初からあるものではなく、
“選びながら見つかるもの”なんです。
■やりたいことがない理系へ進んだ人へ
「とりあえず理系にしたけど、別にやりたいことはない」
そんな人も多いでしょう。
理系は、学科選び=職業選びに直結します。
だからこそ、安易に流されず、自分で方向を定める必要があります。
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医療・薬学・看護 → 人の命を支える仕事。強い意志が必要。
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理学 → 純粋に研究に興味がある人向け。
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工学 → 就職に直結しやすい。機械・情報・建築・電気など。
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農学 → 食・環境・生命など、社会課題に関わる分野。
「やりたいことがない」なら、まずは**“やってもいいと思えること”から入る**。
それで十分です。
■好きなものを「点数化」してみよう
「何が好きか分からない」
「興味がバラバラで決められない」
そういう人は、一度書き出してみましょう。
たとえば:
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ゲーム(7点)
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動物(8点)
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機械いじり(6点)
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音楽(5点)
点数をつけてみると、「自分が何に惹かれているか」が浮かび上がってきます。
その“上位のもの”から職業や学部を調べていけばいいんです。
■好奇心は、あなたの中にまだ生きている
人は、生まれたとき全員が“好奇心のかたまり”でした。
小さい頃はなんでも「なんで?」「どうして?」と聞いていたはずです。
でも大人になるにつれて、
周りの期待や評価、点数、効率に押しつぶされて、
その好奇心が小さくなってしまうんです。
無気力とは、好奇心の休眠状態。
再び目を覚ませば、誰でも動き出せます。
■最後に——「未来と自分は変えられる」
あるカナダの医師の言葉を紹介します。
「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる。」
勉強にやる気が出ないなら、無理に机に向かう必要はありません。
でも、このまま30歳、40歳まで“なんとなく”生きていくのか?
それだけは、一度真剣に考えてみてください。
英才個別学院 八丁畷校では、
そうした「やる気が出ない」「何をしたらいいか分からない」という高校生に対して、
“興味”と“未来”を見つける面談を行っています。
目標を持つことは、特別な才能ではありません。
誰にでも、見つけ方があります。
🌱英才個別学院 八丁畷校 室長・池田より
無気力は悪ではない。
でも、「放置」はもったいない。好奇心をもう一度、あなたの中に灯そう。
一緒に「動き出すきっかけ」を作ろう。
📍英才個別学院 八丁畷校
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体験授業・面談は随時受付中です。














