ナンデモ解決!勉強ブログ
2025.11.02
高校での現代文がわからない は当たり前
こんにちは!
英才個別学院 八丁畷校 室長の池田です。
📚 中学国語と高校現代文の決定的な違い
| 比較項目 | 中学国語 | 高校現代文 |
|---|---|---|
| 文章の目的 | 内容を理解する | 筆者の論理を分析する |
| 読解のレベル | 登場人物の気持ち・情景 | 思想・哲学・社会・科学など抽象的内容 |
| 語彙の範囲 | 日常語中心(悲しい・努力など) | 抽象語中心(主体・構造・相対・合理・価値など) |
| 出典 | 児童文学・随筆・説明文 | 評論文・大学論文・思想書・社会科学書 |
| 必要な力 | 感情理解・要約 | 論理理解・背景知識・語彙解釈 |
| テーマ | 家族・友情など | AI・倫理・哲学・社会構造・文化など |
つまり、
中学までは「どう感じたか」を読む。
高校からは「どう考えたか」を読む。
現代文は、感性の教科から、思考の教科へと進化するのです。
🧠 現代文は「知識の教科」
多くの高校生が現代文でつまずく理由は、文章そのものではなく、
文章に登場する「言葉と背景」を知らないからです。
「主観」「客観」「文化」「合理」「自由」
──こうした語の定義を曖昧にしたままでは、どんなに読んでも本質が掴めません。
現代文は“国語”ではなく、“社会・哲学・科学をまとめて読む力”の教科です。
🎯 現代文で扱われる12の主要テーマ
英才個別学院 八丁畷校では、現代文の文章を読む前に、
まずテーマの背景と語彙を丁寧に解説します。
以下は、大学入試・模試・学校教材で頻出のテーマ分類です。
① 評論読解に必要な基本語
概念・構造・本質・象徴・体系・普遍・相対・合理・価値・存在・他者
② 私(自己・アイデンティティ)
デカルト/フロイト/ユング/エリクソン
現代テーマ:自己肯定感・SNS時代の自己像
③ 人の心(心理・人間関係)
感情・共感・認知心理学/脳科学と快不快/同調・偏見・集団心理
④ 世の中(社会)
資本主義・民主主義・情報化・格差・環境問題・家族の変化
⑤ 政治・経済
国家・市場・権力・法・グローバル経済/AIと雇用/SDGs
⑥ カルチャー(文化)
日本文化論/文化相対主義/ポップカルチャー/メディアと社会
⑦ 科学
近代科学の成立(ニュートン・ガリレオ)/AI倫理/気候変動
⑧ 思想・哲学
カント・ニーチェ・ハイデガー/孔子・老子・仏教/構造主義・実存主義
⑨ 言葉(言語・表現)
ソシュール・ウィトゲンシュタイン/言語と思考の関係/ネット言語
⑩ 芸術・文学
芸術とは何か/美学/カント「判断力批判」/AIアート
⑪ エッセイ・小説語句
寂寞・諦観・懐古・虚無・静謐・憧憬/象徴・モチーフ
⑫ 描き方を説明する語句(メタ言語)
比喩・対比・伏線・モチーフ・構成・文体・視点・語り手
🔍 さらに深める“現代文の背景知識”テーマ群
高校現代文の世界は、社会の最前線とつながっています。
英才個別学院 八丁畷校では、以下のような**「思考を深めるテーマ」**も扱います。
-
人工知能と人間の境界(AI倫理)
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脳科学と自由意志
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情報社会とアイデンティティの喪失
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ポスト資本主義と消費社会
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多文化共生とグローバル社会
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現代芸術と商業主義
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科学技術と宗教的価値観
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表現の自由と社会的責任
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SNS時代のコミュニケーション変容
これらの知識を、授業の中で“わかりやすく、面白く”結びつけていくのが八丁畷校のスタイルです。
📘 八丁畷校の現代文授業スタイル
英才個別学院 八丁畷校では、
現代文を「読む訓練」ではなく、「考える練習」として指導します。
✅ 難解語の意味・使われ方を一緒に整理
✅ 背景知識(哲学・心理・科学)を図解で理解
✅ 文章構造(対比・因果・具体⇔抽象)をビジュアルで把握
✅ 設問の作り方・解き方の裏側を解説
「なんとなく読む」から「構造で読む」へ。
「感覚で答える」から「論理で答える」へ。
読む力ではなく、“考える力”を育てます。
🧩 現代文の勉強法はシンプルに
1️⃣ 語彙を覚える
→「主体」「構造」「普遍」「感性」などの抽象語を理解
2️⃣ 背景を知る
→ 評論テーマ(社会・文化・科学・心理など)を整理
3️⃣ 文章構造を読む
→ 対比・因果・要約の型を掴む
これが、八丁畷校で行う「現代文三段階トレーニング」です。
誰でも“思考の地図”を持てるようになります。
🎓 現代文を学ぶ意味
現代文は、大学入試のためだけではありません。
将来、社会で必要になるのは、
「情報を読み解き、自分の意見を言語化できる力」。
それを鍛える最適な科目が現代文です。
つまり、**現代文は“思考力の筋トレ”**なのです。
📍 英才個別学院 八丁畷校では、現代文を“知の探検”として学びます。
文章の奥にある思想・社会・科学を一緒に読み解きながら、
「読む力」だけでなく「考える力」を育てていきます。
📞 お問い合わせ・無料体験授業はこちらから!
LINE・HP・お電話(044-230-0039)にて受付中です。














