ナンデモ解決!勉強ブログ
2025.10.18
神奈川県高校入試「理科・生物」どこで差がつく?(過去10年・自力解答ベース)
こんにちは。英才個別学院 八丁畷校 室長・池田です。
私は毎年、神奈川県公立高校入試の英・数・国・理・社の全5教科を実際に解いて、教室の指導へ落とし込んでいます。ここでは、その手応えと数値的傾向を生物分野に絞って共有します。
結論:中3が勝負、ただし中2も“思考問題”でしっかり出る
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中1生物 …… ほぼ出題なし(顕微鏡・動物の分類などがたまに小問)
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中2生物 …… 出題あり(からだのはたらき/植物のつくり=蒸散はここ)
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中3生物 …… 出題中心(遺伝・分解・生態系・進化・細胞分裂)
学年別(生物内シェアの目安)
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中1:約10〜15%(確認レベル)
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中2:約30%(蒸散・消化・呼吸など)
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中3:約55〜60%(遺伝・分解・生態系ほか)
ポイント:配点の重い“思考型”が中2・中3に集中。
中1は一問一答で十分対応できます。
大問ごとの性格:大問3は知識、大問7は思考の山場
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大問3:知識確認が中心
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幅広い語句・基礎理解。中1〜中2の整理問題が多い。
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大問7:実験・考察の最難関
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文章+表+グラフを読み、理由・因果を説明するタイプ。
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高頻出テーマ(過去10年の目安)
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遺伝(中3):約90% …… 顕性・潜性、表の読み取り、確率
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蒸散(中2):約70% …… 葉の裏表、質量変化、気孔の働き
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分解(中3):約60% …… 微生物、酸素量・CO₂変化、実験考察
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解いていて実感:**暗記の量より「読み取って説明する力」**が得点差を生みます。
指導の肝(当校のやり方)
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中3最重点(遺伝・分解・生態系)
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図表→仮説→結果→理由の4ステップで“説明できる”まで演習。
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中2は“思考型・蒸散”を軸に
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蒸散は装置図・条件差・グラフ読みの良問が多く、入試的うまみ大。
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中1は効率重視
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顕微鏡・細胞はチェックテスト1枚で対応、時間投資は最小限。
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学習配分の目安(生物だけなら)
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中3:中2:中1=6:3:1
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大問別演習は**「大問7>大問3>その他」**の優先度で。
受験生・保護者さまへ
入試の生物は、**暗記科目ではなく“考察科目”**です。
英才個別学院 八丁畷校では、私(池田)が毎年自分で解いた分析を授業へ反映し、
**「読める・考えられる・説明できる」**力を育てます。
理科が苦手でも、解き方の型が身につくと一気に得点が安定します。一緒に伸ばしましょう💪
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