ナンデモ解決!勉強ブログ

2025.08.22

時代の変化が見える!新羽高校の進学実績から考えること

 

高校の進学実績を見ると、その学校の“現在の姿”と“これからの進学トレンド”がよく見えてきます。今回ご紹介する新羽高校の最新データ(2025年3月卒業生)は、そのことを改めて実感させてくれるものでした。


大学進学率は約50% ― 偏差値45の壁

新羽高校の大学進学率は 48.7%。あと一歩で半数を超える数字となりました。これは“偏差値45の壁”とも呼ばれる現象と重なります。つまり、偏差値45を超える学校では大学進学率が50%を超える傾向が顕著に見られるのです。

新羽高校はその一歩手前に位置しており、“大学進学が特別ではなく当たり前になりつつある”層に含まれているといえます。


一般入試はほぼゼロに ― 推薦と総合型選抜の時代

大学進学者の内訳を見て驚かされるのは、 推薦・総合型選抜で90%以上が進学している という事実です。

  • 指定校推薦:55%

  • 総合型選抜(旧AO入試):34%

  • 公募推薦:4%

  • 一般入試:わずか6%

もはや「受験勉強で勝負する」というスタイルは影を潜め、 学校内での成績・活動実績・人間性 が進学に直結しているのです。これは高校単位で見ても大きな時代の転換点だといえます。


実績の中央値 ― 拓殖大学・桜美林大学

進学先大学の中央値にあたるのは 拓殖大学や桜美林大学。このあたりの大学群は、かつて「受験で挑む」イメージが強かったのですが、現在は推薦・総合型選抜で進学するのが一般的になっています。

さらに、

  • 関東学院大学

  • 神奈川大学

  • 東海大学

といった神奈川県内外の有名私大も、ほとんどが推薦での進学。もはや「入試で実力勝負」というより「在学中の積み重ねをどう示せるか」が勝負となっています。


深掘り考察 ― 高校選びと“推薦時代”の学び方

ここで重要なのは、 「どの高校に入るか」だけでなく「高校でどう過ごすか」 です。

  • 指定校推薦枠は学校の評定がすべて
    高校内での順位や日々の提出物が推薦のチャンスを左右します。

  • 総合型選抜は「自分の軸」が問われる
    部活動・ボランティア・資格・探究活動など、個性をどのように大学に伝えるかがカギになります。

  • 一般入試を目指すなら計画的な準備が必須
    新羽高校のように全体の6%しかいない「少数派」の場合、入試突破の難度はむしろ高いといえます。

つまり、進学の現実は“勉強量の多さ”よりも“積み重ねと発信力”にシフトしているのです。


まとめ ― 保護者様へ

新羽高校の進学実績を見ると、まさに 「時代は変わった」 ことが数字から読み取れます。

かつては「勉強ができる=受験で勝負」という図式でしたが、今は「勉強を含めた日常の積み重ね=推薦で未来をつかむ」という流れが主流です。

だからこそ、

  • 高校選びの段階から「推薦に強い学校か」

  • 入学後は「内申点・活動実績をどう残すか」

を意識することが、大学進学に直結します。

英才個別学院 八丁畷校では、この変化をしっかり見据えた 推薦時代の学習サポート を行っています。これからの進学を考えるうえで、不安や疑問があればぜひお気軽にご相談ください。

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