ナンデモ解決!勉強ブログ
2025.08.10
私立中学生の「大学進学先の実態」 〜本当にGMARCHが中央値なのか?〜
こんにちは。英才個別学院 八丁畷校の池田です。
今回は、中学受験や私立中学校に関心のある保護者様、生徒さん、教育関係の方に向けて、
よく耳にする「私立中学生の大学進学先の中央値はGMARCHなのか?」というテーマについて、できるだけ角が立たないように、そして正確にお伝えします。
ちなみに私は偏差値がすべてという考えは一切持っておらず、
多角的に存在する評価軸の一つとしてしかとらえておりません。
校風や、カリキュラム、地元の中学に行かせたくないから、自立させたいから
などの観点で私立中学を考えることも非常に応援しております👌
あくまで、定量的かつ客観的に考えやすい
偏差値などを一つの考えとして以下、書いてまいります。
1. 「中央値=GMARCH」説は本当か?
SNSや書籍、動画などで「私立中学生の大学進学先の中央値はGMARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)あたり」という話を見かけることがあります。
ただし、これは全国規模での公的な統計データによるものではなく、一部の塾や教育関係者の分析や体感に基づく仮説である場合が多いです。
2. 実際の傾向(仮説ベース)
統計として正式に発表されているわけではありませんが、全国の私立中学校の偏差値分布を考えると、以下のような理由で「中央値=GMARCH」説は一定の妥当性があると考えられます。
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私立中学校のレベルは多様
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超難関(開成・灘・慶應附属など)から、中堅・地方私立まで幅広く存在
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母数の影響
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偏差値50〜60前後の中堅校が最も多く、この層ではGMARCHが現実的な到達点になりやすい
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現役志向の強まり
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早慶や国公立を目指す層でも、浪人を避け現役でMARCHクラスに進学するケースが増加
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3. 難関校・附属校の例外
もちろん、御三家や医学部志望の生徒が多い難関校、内部進学型の附属校では進学先の傾向が全く異なります。
例えば、慶應義塾中等部や早稲田実業中等部では卒業生のほぼ全員が早慶へ進学しますし、灘や開成のような学校では東京大学や国公立医学部進学者が多数を占めます。
4. 「GMARCHの価値」は上がっている
保護者世代が大学受験をしていた頃に比べ、GMARCHの入試難易度は上昇しています。
背景には、大学定員の厳格化や都心部での大学新設規制、受験生の現役志向などがあり、今のMARCHは昔の早慶に匹敵すると言われることもあります。
「MARCHなら楽勝」という考えは、現代では通用しなくなっています。
5. 英才個別学院としての視点
私たち英才個別学院 八丁畷校では、「平均や中央値」に安心してしまうのではなく、一人ひとりの可能性を最大限伸ばすことを大切にしています。
同じ「私立中学からGMARCH」という結果でも、そこに至るまでの学び方や努力の質は大きく異なります。
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「中学受験で燃え尽きない学習習慣」
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「大学受験を見据えた基礎学力の積み上げ」
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「本人の志望と実力のバランスを踏まえた戦略」
これらを意識することで、より高い目標や本人に合った進路を実現できます。
まとめ
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「私立中学生の大学進学先の中央値=GMARCH」という説は、統計的に確定した事実ではないものの、偏差値分布や進学傾向から見れば妥当性は高い。
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ただし、学校や生徒のタイプによって進学実績は大きく異なる。
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GMARCHの難易度は近年上昇しており、到達自体が簡単ではない。
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大切なのは中央値に安心せず、個別の学習戦略を持つこと。
当校では、こうした進学情報を踏まえた学習計画を保護者様・生徒様と一緒に作り上げています。
進路や学習に関するご相談は、**LINE・HP・お電話(044-230-0039)**からお気軽にどうぞ。
英才個別学院 八丁畷校
地域に密着し、生徒一人ひとりの未来を全力で応援します。